今の仕事にやりがいはないけど、転職するほどではない…。自分は今後いったいどうしたいんだろう?
仕事を続けていると、少なからずこんな迷いが出てきますよね。
それならばと、「やりがいのある仕事」を求めて転職活動をする方もいますが、それも時期尚早です。
自分が何をしたいのかわからない、仕事のやりがいが一体どういうことかも分からない…といった曖昧な状態で転職をしても、またすぐに「やりがいのある仕事がしたい…」とぼやくことに。
ですから、
・今の仕事をずっと続けるのは辛い
・かと言ってまだ転職の時期ではない
・やりがいのある仕事ってどういうこと?
あなたがもしこんな悩みをお持ちなら、今回の記事が参考になるかもしれません。
今回は「やりがいのある仕事をしたい!という気持ちを捨てればモテ人材になれるという法則」というテーマでご紹介していきますね。
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やりがいのある仕事を求めすぎるのは危険
そもそもやりがいのある仕事ってなんだと思いますか?
一般的には
・キャリアアップにつながる仕事
・自分のスキルになる仕事
・社会に貢献してると実感できる仕事
・自分の夢がかなうような仕事
このようなイメージがあると思います。
簡単に言うと、「自分のためになっている」とか「人の役に立っている」と実感できる仕事ということですね。確かに、人の役に立つことも、自分が成長していくことも、どちらもとてもいいことですよね。
でも人の役に立っている仕事をしたい…と思うあまり、人に認められたいという承認欲求が強くなってしまうことがあります。承認欲求が強くなりすぎると、人から認められないと感じたときに、強い反発心が生まれてしまいます。
例えば「仕事に対してお給料が低すぎる!」とか「正当に評価されていない!」という感情ですね。
このような感情が強くなりすぎると、社会に貢献するよりも、自分を認めてもらうことが優先になってしまいます。そのため、自分を正当に評価してもらっていないと感じた途端、その仕事にやりがいを感じなくなってしまう場合もありうるのです。
また、キャリアアップや自分のスキルを身に着けることに重点を置きすぎると、今度は自分最優先の自分勝手な考えに陥ってしまいます。
「雑務は私のスキルアップにならないから、事務の人にやってもらおう。」と職場の他の人間にしわ寄せが行くような考えになる恐れが。
仕事は「会社に貢献して、その対価でお給料をもらう」ことが基本原則です。
自分の評価ばかり気にしたり、スキルアップを優先するだけの人は、会社にとってもマイナスになってしまいます。
社会貢献やキャリアアップにつながるような仕事だけを「やりがいのある仕事」と認識して、そこにこだわりすぎると、自分にとってもあまりいいことがありません。
むしろ、今行っている仕事にやりがいを見つけるほうが建設的ではないでしょうか。しかし、「どうしても今の仕事にやりがいを感じられない」という方は少なくありません。
やりがいのある仕事を求めても、一生見つからない
では、なぜ今の仕事にやりがいを感じられないのか、その理由をお分かりになるでしょうか。
それは自分で「やりがいのある仕事」と認識していないからです。
例えば、「やりがいのある仕事がしたい」という漠然とした希望で転職をした場合、お給料がいい仕事、華やかで人前に出る仕事、社会的に評価の高い仕事についても、結局何か不満が出て、心が満たされないことがあります。
自分が「つまらない仕事」と認識してしまったら、どんなに給料が良くて人に羨ましがられるような仕事であっても、つまらない仕事になってしまうんですね。
つまり、やりがいのある仕事を探し続けても、一生見つからない可能性があるということです。
やりがいのある仕事を求めるのではなく、今ある仕事の中でやりがいを見つけるという意識を持つこと。
それが一番大切なのです。
今の仕事にやりがいを感じるための5つのステップ
社会に貢献できる仕事をしたいとか、もっとキャリアアップしたいと考えるよりも前に、まずは今している仕事が、本当にやりがいを感じられないのか一度、自分の仕事の洗い出しをしましょう。
洗い出しを行うと、今の仕事を「やりがいのある仕事」に変えることもできます!
そのための手順は以下の5つのステップ。
ステップ1:今の仕事のどういった点に不満を抱いているのか書き出す
ステップ2:不満点を改善できるか検討する
ステップ3:本当に誰の役にも立っていないのか考える
ステップ4:自分が身に着けたスキルを磨く
ステップ5:モチベーションアップ
それぞれご説明していきますね。
今の仕事のどういった点に不満を抱いているのか書き出す
自分が今の仕事のどういった点で、不満や不安を抱いてるのか書き出してみましょう。
仕事内容?人間関係?給料が少ないこと?クレームが多くてストレスがたまること?
自分が一番、何が嫌だと感じているのか、明確にすることが大切です。もし不満がなくても、漠然と不安を抱いていることもありますよね。
私はこのまま一生、この会社に務めるのかな…
毎日ルーティーンワークでやる気が起きない…
このような漠然とした不安もあれば、書き出してみましょう。
不満点を改善できるか検討
不満点や不安なことがわかったら、その問題を改善できないか書き出したメモを見ながら、考えてみましょう。
もし評価されていないことが不満なら、逆に評価されている職場の人間を参考にしてみるのはいかがでしょうか?
自分は頑張っているつもりでも、会社が求めるものとズレている可能性があります。でも、すでに評価を受けている人物を見れば、どのように仕事を進めればいいのか、どのように上司とコミュニケーションをとっているのか、お手本になります。
また、もし人間関係で悩んでいるとしたら、受け答えや接し方を変えていく方法もあります。人間関係の改善のポイントは感情的にならないこと。
また、仕事面でやりがいを感じないなら、新しい仕事を見つけて上司に掛け合ってみるとか、やりたい仕事がある部署に異動できないか人事に交渉するとか、新しい業務マニュアルを自分で作ってみるとか、改善できる方法はたくさんあります。
現状の問題点を自分の力で改善できた時、意外なほど「やりがい」が感じられることがありますよ。
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本当に誰の役にも立っていないのか考える
あなたの仕事は本当に誰の役にも立っていないと思っていますか?何の意味もない仕事と思っていますか?
実はそんなことはありません。
どんなにつまらない仕事に見えても、必ず誰かの、会社の役に立っているのです。
自分が一体、会社の中でどのような仕事や役割を果たしているのか、どのように貢献しているのか、じっくり考えてみましょう。
末端とも思えるような仕事でも、それをしてくれる人がいなければ、会社の業務が滞ってしまうこともあるのです。
むしろ「なんの意味もないような仕事をする人」に対して、会社がお給料を支払うと思いますか?
ただ単に、「なんの意味もないような仕事」と、思い込んでいるだけかもしれませんよ。
もし自分の行っている仕事に意義を見出せるようになったら、「もっと心を込めた接客をしてみよう」「会議で出す書類を、手を抜かずに作成してみよう」と、仕事に対して前向きな気持ちで取り組むことができるようになります。
自分が身に着けたスキルを磨く
ずっと同じ仕事を続けていて、「自分のスキルが身についていない…!」と感じる方は少なくありません。
でも、果たして本当になんのスキルも身についてないのでしょうか?
毎日電話を受ける人は、自然とビジネスマナーが身につきます。事務職でパソコン業務がある方は、自然とワードやエクセルの操作を覚えることができます。
このような実務経験を積んでいるなら、「全く何のスキルも身についていない」ということはあり得ないのです。ですから、一度自分が社会人になってから身に着けたスキルを、全て洗い出してみましょう。
そしてここからがポイントですが、洗い出したスキルを、さらに磨きをかけていきます。
PC作業を日常的に行っているとしたら、MOSを取得してみるとか、接客業務を毎日行っているなら、ビジネスマナーのセミナーに行ってみるとか、そのようにブラッシュアップすることで、今あるスキルを業務でさらに活かすことができるんですね。
スキルアップできれば、あなたの自信にもつながります。
「何にも身についていない」とあきらめてしまうのではなく、最大限に活かす方法を考えてみましょう。
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モチベーションアップの方法
今までご紹介した4つの方法を行うと、自分の今の業務の洗い出しと改善ができます。洗い出しと改善を行うと、いつの間にか仕事へのモチベーションが変わってきます。
今の仕事をもっと効率的にしよう
業務フローの見直しをしたいから、他部署と積極的に関わっていこう
今あるマニュアルは古いから、もっとわかりやすいものに作り直そう
などなど、今ある仕事の改善点がどんどん出てきて、仕事への意欲がわいてくるんですね。そうなると、今までやりがいがない仕事…と感じていたものが、やりがいのある仕事に劇的に変わっているでしょう。
そうなればあなたは、どんな仕事でもやりがいを見つけられるモチベーションの高い人になります。
そしてこの「どんな仕事にもやりがいを見つけられる人」は転職活動でモテモテのモテ人材になる素質があります!
やりがいを見つけられる人はモテ人材!
今の仕事にやりがいを見つけられる人は、自分は会社の役に立っているという意識があり、さらに成長させようという意欲にあふれる人です。
そして業務の改善や変化に積極的に取り組み、モチベーションも高いことが特徴。どこかにあるかもしれないやりがいのある仕事を探すのではなく、目の前にある仕事に全力を尽くせるんですね。
そして自分の持つスキルを積極的にブラッシュアップして、さらに会社に貢献していきます。気持ちが前向きなので、チーム力を高めるコミュニケーション能力も必然的に高くなります。
このような人材はとても魅力的だと思いませんか?
企業が転職者に求めるのは、組織に良い変化をもたらしてくれる人材です。企業をよりよくしていこう!という常に成長をし続けるような意欲にあふれる人を、求めているんですね。
だからどんな仕事にもやりがいを見つけられる人は、転職活動を行っても、モテモテのモテ人材になる可能性が高い。
「やりがいのある仕事がしたいから、転職しよう」ではなく、まずは今の仕事にやりがいを見つけること…それが結果として、あなたの未来の転職活動を成功させるかもしれませんよ。
以上、「仕事にやりがいを求めすぎるな」という考え方も一理ある件」でした。