女性SEはモテる?他業種に転職検討中のSE女子は要チェック

女性SE

女性エンジニアとして働くうえで、残業続き、休日出勤でプライベートの時間が取れないとき、ふと不安になることはありませんか?

「このままSEをしてたら、私、結婚できないかも…。」

もしかしたら、他業種に転職検討中かもしれませんね。

女性は結婚や出産を経験すると、ライフスタイルががらりと変化します。その変化に、激務であるエンジニア職は適さない場合があるんですね。

そのように考えると、女性にとってはエンジニア職はあまり向かない職業と言えますが、実際のところはどうなんでしょうか。また、女性エンジニアの結婚率やモテるかどうかについても気になるところ。

今回の記事では、「女性の未婚率が高いかどうかの真実」と女性エンジニアはモテるのかどうか、そしてSEという職種が女性に向いているかについてご紹介していきます。

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女性SEの生涯未婚率が高いってホント?

結論から申し上げますと本当です。

下記はNewsweekが(総務省「就業構造基本調査」2012年)から作成した生涯未婚率の図ですが、情報処理技術者の女性の未婚率が50%を超えています。

出典生涯未婚率は職業によってこんなに違う/Newsweek

女性SEにとっては非常にショッキングな結果かと思いますが、女性SEの2人に一人は死ぬまで独身という事実です。

なぜこんなにも女性エンジニアの未婚率が高いのでしょうか?その根拠となるようなTech総研のアンケート結果をご紹介しながらご説明させていただきますね。

女性SEの未婚率が高い理由

Tech総研が女性Sエンジニア300人を対象にしたアンケートで、IT企業の制度や待遇が浮き彫りになっています。

出典男性の皆さんわかってよ!女性SEの仕事へのキモチ/Tech総研

まずは「福利厚生などの制度面における女性エンジニア不満足度」が66%と、高い数値になっていますが、これは主に「出産育児のための制度が整っていない企業が多いという結果を表しています。

回答によると、子どもができたら即退職という方針の会社が多かったり、産休・育休制度がある企業でも、制度を実際に取得した前例がなく取得しにくい環境が多いというものでした。

また、残業が多くて、出産後の勤務が難しく、家事育児を優先できないという現状があることがうかがえます。

そしてもう1点注目していただきたいのは、「仕事の内容における女性エンジニアの不満足度」。こちらも不満足度が64%と高い数値になっていますが、その理由は「残業が多いこと」が挙げられていました。

残業や激務はSEの特徴の一つとも言えますが、「夜中は働かない」という人間として当たり前の意見を言っても通らない環境と言われていて、男性よりも体力面で劣る女性にとっては、非常に厳しい労働環境であることがわかります。

また、休日出勤が当たり前の会社もありますが、子どもができたら難しくなりますよね。さらに育休後の女性が復帰できるような教育制度が普及しておらず復帰したくてもできない現状もあり、企業によっては出産したらエンジニアとして終了…という状況になってしまうようです。

このアンケート結果から分かるように、一度女性エンジニアとして働きだすと、

☑残業が多く、プライベートな時間をゆっくり持つことが難しい

☑結婚・出産後の制度が整っていない

☑育休などの制度があっても、取得前例がない

☑残業が多くて、出産後の復帰が難しい

このような職場環境から「結婚・出産をして退職するか」「女性エンジニアとして結婚せずに職場に残るか」この2択を選ぶ女性が多いという現状が浮き彫りになります。

男性は結婚・出産を経験しても、それほどライフスタイルの大きな変化はなく、業務上に大きな支障をきたすことはほとんどありません。しかし女性は、結婚・出産を経験するとライフスタイルが激変。

その現状に企業側の制度と環境が追い付いていないことがわかります。イクメンという言葉が生まれて、男性も積極的に家庭に関わる機会が昔よりも増えたとは言え、共働きの実際のところは女性の負担が多くなります。

激務のSEの場合、子どもや家庭を放置できない女性にとって、結婚・出産後の職場復帰は難しいのでしょう。そんな状況から、「女性エンジニアとして結婚せずに職場に残る」という選択をする女性SEも多いと推測できますね。

そしてまた、激務で残業が多いことから、「恋愛をしている暇がない」という時間の余裕のなさを生み、結婚から遠ざかる原因の一つになっています。

これらのエンジニア職の現状から、女性エンジニアの未婚率が高いことがうかがえます。

女性エンジニアはモテる?

結論から言いますと、女性エンジニアの出会いは多いです。

女性エンジニアは未婚率が高いということがわかりましたが、実際のところは、女性SEってモテるのかどうか気になりますよね。

まずは男女エンジニアの比率を考えたいのですが、コンピューターシステムは、もともとは大学の工学系の学科だったので、日本の工学系を含めた学科の卒業生の占める女性の割合を示した内閣府の資料をご覧ください。

出典各国における女性研究者・技術者に関するデータの比較 /内閣府

日本は、他国に比べてひときわ低いことがわかります。

そして下記はエンジニア職を含めた女性研究者の割合を示すグラフです。

出典各国における女性研究者・技術者に関するデータの比較 /内閣府

こちらも他国に比べて日本の数値は非常に低いことがわかります。

この二つのグラフから見てもわかるように、女性エンジニアの数は男性エンジニアの数に比べてかなり低いことが予測できます。

企業によって差はありますが、 男>女 の環境が多いとしたら、需要と供給の法則から言うと、女性エンジニアはモテまくるはずです。そう思うと、女性エンジニアには他の職種よりも出会いが多いと思いますが、エンジニアの職場内恋愛率などのデータはないので、明確な根拠はありません。

ただ、プライベートな時間を持つことが難しいSEは、社内恋愛に至る例も多いようですね。もしあなたが恋愛にも積極的になりたいなら、女性エンジニアにも出会いはいくらでもあると考えていいかもしれません。

女性エンジニアは嫌がられる?

なんで?どうして?

結論から申し上げますと、男女差がある会社もあります。

先ほどご紹介したTech総研の「男性エンジニアの上司・同僚の、職場での普段の言動や対応における女性エンジニアの不満足度」を見ていただくと、不満足度が50%もあります。

約半数の女性エンジニアが不満を持っていますが、その内容は「女性という理由で特別扱いしようとする上司・同僚が多い」というものでした。細かく見ると、雑用やお茶くみなどを女性に頼む男性社員が多いということや、女性特有の問題に対しての配慮が全くない…という回答結果に。

また、「会社や上司からの評価待遇面における女性エンジニア不満足度」も59%という高い数値になっていますが、こちらも「残業できないと評価されない」とか、「産休を含む年度の評価はマイナスになる」といった、待遇面でも男女差があるようです。

女性エンジニアは敬遠されたり嫌がられる…といったことはないようですが、待遇や女性の特別扱いが普通になっている企業もあるということなので、そのような環境ですと、女性エンジニアとしても働きやすい職場とは言えないようです。

ただ、約半数のエンジニアは満足と答えているので、勤務した企業によって差が大きいと考えるのが妥当ですね。

もし、結婚も仕事もしたいなら…

もしもあなたが、女性エンジニアとして働きながら、恋愛・結婚・出産もしたい…とお考えなら、職場環境を選ぶ必要が出てきます。

先ほどからご紹介している通り、育休や時短などの制度を利用できるかは、会社の風潮によります。厳しい会社だと、定時帰りをするだけで白い目で見られたり、出産したら退職が当然という場合も…そんな環境で働き続けるのは難しいため、出産後に退職を余儀なくされるでしょう。

そのため、できれば育休を取得後に復帰した女性エンジニアの前例があるような企業が、結婚・出産後に復帰したい女性エンジニアにとってはベスト。また特定派遣のIT企業も、社員の都合に合わせて融通が利きやすいといわれています。もし現職で難しければ転職^するという方法も。

まずは退職する前に、転職エージェントに相談してみる方法がリスクが少ないのでおすすめです。

転職エージェントに相談しても、良い企業がなかなか見つからない場合は、派遣や契約社員に契約を変える、在宅勤務に切り替えてもらえないか交渉する、時短勤務ができないかの調整をするといった手段もあります。

幸いにも、エンジニア系の業務は自宅でもできる作業がありますので、フリーとして仕事を請け負っていくこともできますし、在宅勤務がOKの企業もあります。

在宅勤務は時間と場所の拘束がないので、家庭を持って子供を出産した後の女性に適した働き方の一つです。

エンジニア職は実は女性に合っている

女性エンジニアが生涯働いていくうえで、「結婚して退職するか。」「結婚せずに仕事を続けるか。」という厳しい現状があることがわかりました、ただエンジニア職は、実は女性のライフスタイルには合っていると言える技術職です。

実際に技術さえあれば、業務内容で女性であることで不利に感じることはありませんし、男性と同じクオリティを求められますがやりがいを感じることもできます。

何より手に職を付けているので、不況時にも強いですね。パソコン作業がほとんどで肉体を酷使することはなく、体力や腕力も必要ありません。

在宅勤務の場合も、IT専門のスキルが必要となる仕事の受注はいくらでもありますので、実は出産後も続けられるお仕事なんですよ。

制度が整っていない企業があることは残念ですが、もしあなたが将来的に結婚・出産も考えているなら、男性エンジニアよりも待遇・条件面を重視して企業を選んでいきましょう。

IT業界は今後も伸び続けていく分野なので、女性エンジニアの活躍の場がもっと増えると、人手不足の問題も解消されていくのではないでしょうか。

以上、「女性SEはモテる?他業種に転職検討中のSE女子は要チェック」でした。

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