転職を繰り返す「ジョブホッパー」の強みとは?

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ジョブホッパーイメージ

転職しても、転職した先でいつまでたっても馴染めなかったり、思ったような評価を受けられなかったり、実はブラック企業だったり…。

このように、転職先の企業に入社してから初めて分かる事情もあるため、転職後に「転職して失敗したな…」という事態になることも多かれ少なかれあります。

また、何度も何度も採用面接を受けているのに、内定をもらえないという事態に直面すると「転職に失敗した…。もう自分を採用してくれる企業なんてない…。」と落ち込んでしまいますよね。

でも後悔しても前職に戻ることはできませんし、その企業で辛抱するか、再び転職するのか、どちらかの道しかありません。そして面接に落ちたら、何度も挑戦するしかありません。

転職市場には「ジョブホッパー」という造語がありますが、転職を短期間に何度も繰り返すビジネスパーソンのことを指します。ジョブホッパーは転職者としてあまりいいイメージはなく、しばしば「転職失敗者」として紹介されることがあります。

果たして、ジョブホッパーのように転職を何度も繰り返す人材が、転職失敗者なのでしょうか?

実はジョブホッパーの中でも、転職を繰り返しながらキャリアアップを成功させる優秀な人材も確かに存在するのです。

今回は、そんな成功するジョブホッパーの特徴や強み、そして転職失敗者にありがちな思い込みについてご紹介していきますね。

何も知らずに転職を繰り返していると、確実に転職失敗者としての道をまっしぐらにひた走ってしまうことになるので、ぜひご一読ください。

ジョブホッパーとは

女性ジョブホッパー

ジョブホッパーとは、半年や1年以内など短期間に転職を繰り返す人材のことを指します。

企業では、社員になるべく長く勤めてもらいたいと考えているため、ジョブホッパーのような人材は「採用してもすぐにやめてしまうのではないか」「一つの会社に長く勤められない根性のない人間」「忠誠心が低い」と捉えられ、個人の能力よりも以前に、企業側に警戒される傾向があります。

そのため、書類選考で不採用になることも少なくありません。

確かに即戦力を期待されて採用された転職者と言えど、はじめのうちは教育費がかかります。1年以内に退職されてしまうと、その教育費を回収することができず、赤字になってしまうので企業側からすると大損に。

前職で長く勤めていた人材よりも、そのようなジョブホッパーは辞めてしまうリスクが高くなりますので、敬遠されてしまうんですね。

ただ、個人の能力は勤続年数で決まるわけではなく、ジョブホッパーの中でも高い能力を持った人材はいます。そのため、「勤続年数だけで、評価をしないようにしよう。」という企業があるのも確か。

そして実際に、勤続年数が短いながら、転職を繰り返すごとに徐々にキャリアアップしていく人材もいるのです。

さらにジョブホッパーの欠点と言われる特徴も、以下のように言い直すこともできます。

①飽きっぽい→見切りが早く、決断力がある

②すぐに転職する→変化に強く、行動力がある

③転職を繰りかえす→能力値が高い、何度も転職できるような強みがある

つまりジョブホッパーの欠点と言われる特徴も、本人が長所ととらえて前向きに転職しながら、キャリアアップすることは十分に可能です。行動力があること、決断力があることは、ヒューマンスキルとしてもレベルが高いものであることは間違いありません。

ですから、 ジョブホッパー=転職失敗者ではない …ということです。

転職失敗についてまず考えたいのは、「何をもって転職失敗と考えるか…」です。つまりあなたの中の、転職失敗の定義ですね。

「前職よりも悪条件の企業に転職してしまった…!」

「転職して仕事面は良くなったが、部署内の人間関係がうまくいかない。」

「転職先でも結局評価をしてもらえない。」

「転職先が決まる前に退職してしまって、なかなか次が決まらない…!」

このような状態になった時に、あなたは「転職して失敗した…!」と感じるでしょうか?そして就職した企業が思うような条件ではなかったとき、再び「正当に評価をしてもらえる企業に転職しよう。」と、転職活動をはじめるでしょうか?

しかしここで、転職を繰り返しながら確実にキャリアアップしていけるジョブホッパーと、キャリアダウンを余儀なくされて、転職失敗を繰り返す人材の違いが出てきます。

転職に成功するジョブホッパーの特徴

成功ジョブホッパー

失敗を分析して次に活かす

例えば、転職面接に失敗して、なかなか内定に至らない…そんなまさに転職失敗者になりそうになった時に、転職成功者はどうするのかをご紹介します。

転職失敗者は、過去の失敗をクヨクヨと考えがちですが、最終的に成功する人材は「失敗から改善すべきポイントを洗い出し、分析して次に活かす。」という作業を行います。

面接で不採用になったのだとしたら、「採用担当者に対して失礼はなかったか。」「質問の意図を理解して、回答できていたか。」「志望動機があいまいではなかったか。」など、自分の言動を思い返し、分析をして次の面接に活かすような対策を練ります。

採用面接はお見合いのようなもので、企業側のニーズにより合った人材が採用されることが基本。だから企業側のニーズを正しく把握することで、採用率をアップすることができるんですね。

採用してもらえなかったということは、「自分が企業のニーズを正しく把握できなかった。」か、「企業のニーズに、そもそも自分が合っていなかったか。」のどちらかです。

そもそも自分が企業のニーズに合っていなかった場合はどうしようもないですが、正しく把握できなかったときには、分析して次の採用面接に活かすことができます。

このときに「面接であんなこと言わなきゃよかった…!」「面接官のあの態度は悪すぎる!そのせいでうまい回答ができなかった。」などと考えるのは時間の無駄。

過ぎ去ったことを後悔しても、その過去を変えることはできません。それよりも、過去の失敗から、次の面接で活かせるポイントはどこか、冷静に分析できるようになれば転職成功者の条件の一つがクリアできます。

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失敗を失敗と捉えない

さきほど「転職失敗の定義」について触れましたが、転職成功者やキャリアアップに成功しているジョブホッパーは、「失敗を失敗としてとらえていない。」という特徴があります。

失敗は失敗なのですが、成功者は「失敗とは成功の過程にあるもの。」と捉えているんですね。そのため、1回や2回の失敗はものともせず、失敗した後は失敗を分析して、別な方法で挑戦を続けます。

発明王エジソンも、電球の発明までに2万回の失敗を繰り返したことは有名な話。エジソンは失敗を失敗ととらえておらず、「うまくいかない方法が分かっただけ。」と発言をしています。新しい試みを繰り返すことで、最終的に成功者として世に名を残したのですね。

対して転職失敗者ですが、「失敗=絶望、おしまい」このようにとらえがち。失敗を絶望感をもって味わってしまうので、そこで思考がストップして、「次にどう活かすか」「失敗から何を学べるか。」という考えに至りません。

また、自分の失敗を、取り返しのつかない恥ずかしいものととらえているので、思い出して自己分析することに強い嫌悪感を感じてしまいます。

これでは当然のことながら、改善策を講じることができないので、失敗が失敗のまま終わってしまうのです。

また、面接に何度も落ち続けると、「自分は失敗ばかり…」とどんどん自己評価が下がってしまい、「内定をくれる企業ならどこでもいい…!」という気分になりやすくなります。

このような状態に陥ると、前職よりも条件の悪い企業や、希望が全く通らないような会社にも入社してしまう危険性があり、最終的に「転職に失敗した…!」という事態になりかねません。

このように転職に成功する人材と、失敗する人材には、失敗に対する明確な思考の差があります。

そしてもしあなたが、何度も転職に失敗していると感じる場合は、自分が持っている固定概念(思い込み)にも注意を向ける必要があります。

転職失敗者は思い込みに注意

思い込み野郎

転職失敗者は、失敗を絶望的なものとして捉えて諦めてしまうことで、失敗を失敗として自分で定義づけていると言えます。そんな転職失敗者が陥りがちな「過度の一般化」という認知のゆがみについてもご紹介しましょう。

この認知のゆがみは、うつ病患者にも多くあるといわれていますので、注意が必要になります。

過度の一般化とは

過度の一般化とは、自分個人だけの体験や限定的な事象を、まるで一般常識や一般的に起こる法則のように思い込んでしまうことを指します。

例えば恋人に浮気をされた女性が「男性はみんなだらしなく、浮気をするもの。」と思い込んでしまうことです。確かにこの女性は、付き合っていた男性に浮気をされたかもしれませんが、男性全員が浮気するわけではありませんよね。

それなのに、自分の体験をもとに、「男性はこういう生き物。」として思い込んでしまっているのです。

この「一般化」という思考は、本来誰にでもあるものです。例えば「A型の女性は几帳面で融通が利かない。」「あの大学出身者は、おぼっちゃまで性格が高飛車。」などなど、少なからず誰にでもこのような思い込みや偏見があります。

しかし、一般化が行き過ぎると、なんでもかんでも自分の体験に当てはめてしまい、たまたま起こったことを、偶然と受け取ることができずに、不変一般的なものとしてとらえてしまって、認知が歪んでしまいます。その認知のゆがみは大抵はネガティヴなものが多いので、悪影響を及ぼすことが多くなります。

この過度の一般化という認知のゆがみがある人が、考えがちなフレーズが3つあるので、ご紹介しておきましょう。

いつも○○だ

過度の一般化という認知がある人は、「いつも」というフレーズを頻繁に使います。

「私はいつも運が悪い。」

「あなたはいつも同じことをする。」

これらは悪いポイントにばかり目がついてしまう、明らかなマイナス思考であることがわかると思います。このような視点で常に見ていたら、人間関係でもトラブルを招きやすくなります。

本当にいつもそうなのか、それともあなたがただ単に、「マイナス面にだけ目が行ってしまうだけ」「たまたま起こったことを、すべて結び付けて常に起こることとして勘違いしているだけ」なのか、冷静に見直す必要があります。

みんな○○だ

「先輩二人が私の悪口を言ってた…!みんな私を嫌ってるんだ。」

「若い世代はみんな打たれ弱い。」

「どの企業もみんな、私を評価してくれない。」

このような「みんな○○だ」というフレーズにも、強烈な思い込みが含まれています。先ほど例で挙げた「男性はみんなだらしなく、浮気をするもの。」という思考と同じですよね。

自分が接したことのあるわずかな人間がそうだったからと言って、全ての人が自分を嫌っているわけではないし、若い世代のみんなが打たれ弱いわけではありません。また、企業の評価基準は一定ではなく、かなりまちまちなので不変な法則はありません。

この「みんな」と一括りに考えてしまうことで、視野が一気に狭くなり、心に壁を作ってしまうことは言うまでもありません。

絶対○○だ

この「絶対」というフレーズも、「私は絶対に成功する。」「私は絶対大丈夫。」という使い方なら、自分の強力な武器になりますが、「私は最後には絶対失敗してしまう。」といった使い方をしたとたん、自分の可能性とパフォーマンスを下げる原因になります。

そのため、挑戦しようと行動を起こす前に「どうせうまくいかないし。」と言い訳をして、だんだんと自分の殻を破ることを恐れるようになります。

つまり、転職を繰り返したときに、失敗体験を積み重ねているように感じて、そのうち挑戦することすら、止めてしまうようになるのです。

3つのフレーズが本当の失敗を招く…!

転職での本当の失敗は何かといえば、「自分が失敗と認知して、諦めてしまうこと。」です。

「いつも私は嫌な目にあう。」新しい職場の配属部署がたまたま自分の希望とずれていたときに、それを「今までにない経験ができるチャンス」ととらえられるか、「いつも嫌な目に合う。」ととらえるのかで、その後の人間としての成長が変わります。もしチャンスととらえられたら、新しい職場で新たなスキルを身につけることも可能ですが、嫌な目に合うととらえたら無駄な転職を繰り返す可能性があります。

「どうせみんな私のことを分かってくれないし。」そんな思考を持っていたら、新しい職場でよい人間関係を持つことは無理でしょう。また、ちょっと人間関係の行き違いがあっただけで、「どうせみんな…」と思っていたら、仲直りの機会も失ってしまいます。

そして一番厄介な「絶対」。ほんの少しの失敗で、失敗体験を繰り返していると思いこみ、「私は絶対に失敗する。」「私は絶対に幸せになれない。」と絶対の思い込みを強固にしてしまう可能性があります。

本当は能力が高く、少し踏ん張れば成功できる可能性が高いのに、自分で「絶対無理。」と思い込むことで、絶望感や怒りや悲しみが大きくなってしまうと、改善するための思考が停止してしまいます。

挑戦や努力することもやめてしまい、改善することが億劫になってしまうんですね。ここまでくると「行動する=失敗する」に結びついてしまうので、成長することはかなり難しくなってしまいます。

新しい職場でキャリアダウンしたり、転職活動をしているのになかなか採用されないことが転職失敗につながるのではなく、自分はうまくいかないと思い込んでしまい、自分の経験を必ず失敗に結び付けて考えることで、人間としての成長をやめてしまうことが、真の失敗につながってしまうのです。

もしあなたが、天才的な能力を持っていたとしても、思い込みによってその天才性を活かすことができていないとしたら、とてももったいないですよね。

そんな転職失敗者にならないためにも、心がけたい思考法をご紹介します。

転職に成功するために必要な思考法

もしあなたが、「いつも…」「みんな…」「絶対…」というフレーズで思考がループし始めたら、「でも…」「本当に?」と自分自身で反論をしてみましょう。

「いつも私はうまくいかない。」

「でも、学生の時に勉強を頑張ったから大学に入学できたし、就職浪人にもならずに企業に就職できたじゃないか。」

「みんな私を嫌ってる。」

「でも、私には10年来の親友がいる。その親友はいつも自分の相談にのってくれてる。親も私をいつも応援してくれてるじゃないか。」

「みんな嫌ってるって本当に?さすがに会社の人間全員に嫌われてるってことはないだろうから、ほかの部署の人間に相談してみよう。」

「何度も面接に落ちた…。次も絶対失敗する。」

「本当に次も失敗するかな?たまたま3回続けて落ちちゃっただけじゃない?」

「でも、前の会社では一日も休まずに仕事を続けてきたし、会社に迷惑をかけるようなことはしていない。そんな自分を評価してくれる会社もあるはずだ。」

この反論のポイントは、どんなに小さなことでもいいので、過去に成功した自分の成功体験を引き合いに出して、自己評価を下げないようにします。

また、自分のマイナスの思い込みが、本当に普遍的で変えられないものなのか、自分自身に疑問を投げかけるのです。

この方法は反論思考・批判的思考とも言われ、論理的思考を鍛える思考法の一つです。

ただ単に批判を繰り返すのではなく、自分の思考に疑問を投げかけ、冷静な分析を行うことで最適解を導き出します。その過程で自分の自信も取り戻すことができますので、成功者の思考へとシフトしていくことが可能になる、非常に効果の高い思考法ですよ。

はじめは意識的に行わなければいけないので、少々苦労するかもしれませんが、慣れてくると自然と冷静に分析できるようになります。

その状態になると、過度の一般化のような思い込みも消えていきますので、気持ちも楽になっていきます。簡単な思考法なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

真の転職失敗者にならないために

何度も採用面接に落ちたり、第一希望の企業に内定をもらえないと、「転職に失敗したかも…。」と不安になると思います。

しかし、数回の失敗で人生の全てがうまくいかないような大きな失敗になることはまずありません。

もちろん、転職活動に失敗しないための情報収集や入念な準備は必要になりますが、ことさら「自分は何もかもうまくいかない…!」と落ち込むことはないのです。

たとえ転職回数が増えてしまっても、バイタリティーあふれるポジティブなジョブホッパーになるか、自分を過小評価してしまいどんどんキャリアダウンする転職失敗者になるのか、あなたはどちらになりたいでしょうか?

もし思うような転職活動ができていないと感じる場合は、転職成功者の思考と転職失敗者の思い込みをチェックして、自分を客観的に見つめてみてくださいね。

最後に、自分の持つ思考が人生を変えるといわれる名言をご紹介します。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

以上「転職を繰り返すジョブホッパーの強みとは?」でした。

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