働く女性にとって、ネイルやアクセサリーはモチベーションアップの意味合いもあり、職種によっては毎日つけている方も多いのではないでしょうか。
女性度をアップするアイテムなので、もちろん職場がOKなら全く問題はないのですが、転職活動の面接においては事情が変わってきます。
転職の面接のネイル・アクセサリーは要注意!面接で悪印象を与えて、採用結果に影響することもあるので、これから面接を控えている方は、今回の内容をご一読ください。
特に急遽面接が入った場合、アクセサリーやピアス、ネイルを普段の職場の状態のままで行くのはとても危険です。そんな場合にも有効な、ジェルネイルやピアス穴の隠し方もご紹介しますね。
面接では見た目も重視される?
リクルートスーツを着込んで行う就職活動の時とは違い、転職活動での面接の服装はある程度自由がききます。ただ、転職希望の職種や企業によって、服装規定は変わりますが、一定のルールはあるんですね。
スーツは派手な色は避けてモノトーンの色味でそろえる、女性でもパンツスーツはOK、かばんはA4ファイルが入るサイズで…等々、面接での服装はシンプルで無難なファッションが基本。誰が見ても清潔感の感じられる服装でそろえれば、悪印象を持たれません。
ですから、面接で印象を残そうと思って服装に凝る必要は全くありませんよ。服装で他の応募者と大差をつける必要はなく、受け答えや人間性で差を付ければいいだけの話。
むしろ服装で個性を出そうとすると、失敗して面接官に不愉快に思われることがありますので、無難でシンプルな服装を心掛けてくださいね。
特に転職の場合は、一般的なマナーを身につけているはずとみなされます。服装も最低限クリアしなければいけないポイントの一つなのでご注意を。
次に、面接ではNGと言われているジェルネイルやピアスについてご紹介していきます。
ジェルネイルは落としていったほうがいい?上手な隠し方は?
塗った後2週間から1ヶ月ほど落ちないジェルネイルは、ほとんど手間がかからないので、忙しく働く女性の間でも大人気ですよね。ただ、お店でお願いをすると、1回で数千円~数万円かかるので、できれば落としたくないというのが正直な話。
でも、転職の面接がある場合、そんなことも言っていられません。
ラメ入りやストーン付きのデザインはもちろんNGですが、ジェルネイルはもともと「ぷっくり」としたボリューム感があるので、シンプルな色でも目立ってしまいます。ファッション業界の面接でない限りは、できるだけ落とすようにしましょう。
・模様あり
・ラメ入り
・ストーン付き
・色が派手
・目立たないベージュ
・クリア
・薄いピンク
かろうじてOKなジェルネイルとご紹介していますが、先ほどご紹介した通り、ジェルネイル自体がぷっくりしていることに加え、光沢と艶があるので、たとえ目立たない色でも塗っているだけで人目についてしまいます。
面接の時には、姿勢や座り方も面接官にチェックをされています。その時に手元も目につくので、艶感が出すぎていると、やはりネイルを塗っている…と印象付けてしまいます。特に年配者の面接官の場合は、良い印象を抱かれませんので、ご注意ください。
また、意外にも女性の面接官も良い印象を持たない場合があります。特に年配者の女性にとってはジェルネイルにほとんどなじみがないため、塗っているだけで派手な印象を持たれてしまうこともありますよ。
そして、医療系、飲食系、介護系、衛生系の業種は、ネイルを塗っていること自体がNGです。面接では塗らないようにしましょう。そのような業界の面接の時には、ネイルポリッシュ(爪やすり)で綺麗に削っておけば、ネイルを塗っていなくても綺麗な爪を保つことができます。
ただ、磨きすぎて光沢が出ると、ネイルを塗っていると勘違いされることもあるので、要注意です。爪が長いと不潔な印象を与えますので、深爪にならない程度に切りそろえておきましょう。
もしも、ジェルネイルを落としに行く時間がない…!というときの緊急の隠し方としては、「上から、ベージュなどの目立たない色のネイルを塗る方法」です。マットな色合いですときれいに隠れるのでおすすめですが、どうしてもジェルネイルの厚みは目立ってしまうので、あくまで緊急の方法として覚えておいてくださいね。
転職期間中は、なるべくジェルネイルはお休みにしておいてください。
ピアス穴がいっぱい!どうしたらいいの~??
ネイルと並んで年配者の面接官に不評なのはピアス。
若い世代の女性にとっては、手軽に楽しめるファッションの一つですが、転職の面接では外していくことをおすすめします。どうしてもつけていきたいときには、パールなどの小さなピアスを一つだけ…と、シンプルなデザインが良いでしょう。色がついていたり、キラキラしたピアスだと、悪目立ちしてしまいます。
ただピアスをつけないで面接に臨む場合、困るのは、ピアス穴が目立ってしまうこと。片耳に1つのピアス穴ならまだしも、二つも三つも空いている人は、ピアス穴だけで悪いイメージを持たれる可能性があります。
そこで、ぜひ試してほしいピアス穴の上手な隠し方ですが、コンシーラーで穴を埋める方法です。
コンシーラーをピアス穴を埋めるようにつけていって、最後にフェイスパウダーやパウダーファンデーションで目立たないように仕上げます。
面接の時には面接官とある程度距離があるので、このような隠し方をすれば、ほぼ気づかれることはありません。
稀に直径1㎝くらいのピアス穴が開けている方もいますが、その場合はコンシーラーでも隠し切れません。目立たないシリコンピアスなどを装着し、聞かれたら潔く応えるようにしましょう。
ネックレスや指輪にも要注意
また、ピアス以外にもネックレスや指輪も気になりますよね。
気になるときには、アクセサリーはすべて外してみてはいかがでしょうか。「つけても大丈夫?評価が落ちない??」と気にしていると、面接にも身が入りません。
もしつける場合は、ネックレスならワンポイントのもので、ごくごくシンプルなデザインのものを。小ぶりのストーンならそれほど目立ちませんので不快に思われることもないでしょう。
ただし、ゴールド色は華美とみなされることがあるので、シルバー色のほうがシンプルでおすすめです。
指輪はつけているだけで派手な印象を与えてしまいます。唯一OKなのは結婚指輪。それ以外のリングは、ファッション性を強調してしまうので、つけないようにしましょう。
香水テロにも気を付けて
スメルハラスメントという言葉をお聞きになったことはありますか?これは周囲に不快な思いをさせるような臭いを発することです。
分かりやすいのは体臭や加齢臭、口臭などですが、以外にもスメルハラスメントには、香水も入っているんですよ。
「なによ!香水ならいい匂いじゃない!」
そんな風に考えるのは間違い。確かに香水はいい匂いではありますが、つけすぎると強烈な臭いを周囲にまき散らします。香水がきつすぎると、その人物がいなくなった後も、臭いがその場に残ってしまうことも。ここまでつけるとやりすぎですよね。
キツイ臭いによって気分が悪くなる人もいるので、面接時の香水には要注意です。なるべくなら何もつけないで臨んだほうがいいかもしれません。
体臭をにしろ香水にしろ、つけている本人はどのくらい臭うのかわからないものです。最近の柔軟剤も、香りが強く出るタイプが増えていますので、気を付けてくださいね。
何もしなくていいわけではない
ここまでご紹介しますと、
「分かったわよ!もうアクセサリーもピアスも香水もネイルも何もつけないで面接に行くわよ!」
と思いますよね。
確かに今回ご紹介したアクセサリーやネイルは、転職の面接ではなるべくつけていかないほうがいいものばかりです。ただ、注意していただきたいのは、
「何もしなくていい、というわけではない。」ということです。
例えばネイルを付けられないから、指先のお手入れを全くしなくていいわけではないということですね。確かにネイルは落としているけど、手は乾燥してガサガサ、爪は表面が凸凹していて切りっぱなし、ササクレがツンツンできている…こんな手だとしたら、面接官に良い印象を与えないと思いませんか?
全くお手入れをしていない指や手は、清潔感がないと受け取られることもあります。
ネイルの項目でご紹介しましたが、ネイルを付けない場合は、ネイルポリッシュで綺麗に整えたり、ササクレの処理を行ったり、ハンドクリームでお手入れをする方法があります。
身だしなみを整えるという意味で、お手入れはしっかり行っておきましょう。
美しく整った身だしなみは、きっとあなたのビジネスパーソンとしての好感度をアップしてくれますよ。
以上、「【女性の転職活動】面接で不利になる?!ピアス穴とジェルネイルの隠し方」でした。